こんにちは、無糖です。
今回は2021年4月20日に発売されたばかりのゲーマー向けヘッドセット「EPOS H3(ホワイト)」を提供して頂いたので紹介します。
こちらの製品の主な特徴と機能は以下の通りです。
- ゲーム向きな重低音の効いたサウンド
- マルチプラットフォーム対応
- スタジオ品質のマイク性能
- 使い易いボリュームコントロール
- 本体重量270gという驚異的な軽さ
「EPOS H3」は重低音の効いたサウンドが特徴的で、FPSゲームなどで敵の足音を聞いて、しっかりとした位置把握が可能です。
使用方法も簡単で、各ハードに搭載している3.5mm接続端子に繋ぐだけというお手軽さです。
スタジオ品質のマイクが搭載されており、ボイスチャット時に雑音の少ない音質で通話が出来ます。
また、本体重量が僅か270gとゲーミングヘッドセットとは思えない軽さなので、長時間のゲームプレイでも快適です。
こちらの記事では、「開封時の様子」「実際の使用感」「メリット・デメリット」など、購入の参考になりそうな情報をお伝えできたらと思います。
EPOSとは
EPOSは音響機器で有名な「ゼンハイザー」から派生した、ゲーミングデバイスを専門とするメーカーです。
2020年7月に誕生したばかりなので、知名度はそこまで高くないのですが、老舗ゼンハイザーの技術を受け継いでいるので品質は間違いありません。
現在は「EPOS」と「EPOS/ゼンハイザー」というブランドの二刀流で製品を展開しており、ゼンハイザーよりもコスパの良い製品が多い印象です。
2021年5月時点では、USBアンプやヘッドセットを買うなら一番お勧めできるメーカーだと思います。
開封 ~ 外観・可動チェック
今回はホワイトモデルを選択しました。
外箱の外観は非常にシンプルで、ホワイトとブラックが基調になっています。
ゲーマー向けブランドではありますが、ゲーミング感が薄くて落ち着いた印象です。
これなら大人でも安心して購入できます。
パッケージを開けると直ぐにヘッドセットが出てきました。
梱包がしっかりしており、専用クッションに収められています。
これなら輸送時に傷が付いたりする心配はないでしょう。
ヘッドセット本体はイメージ通りで、一般人からゲーマーまで幅広く対応できる万能デザインです。
さらに高性能なのでテレワーク用途でも不満なく使えるでしょう。
箱から取り出しました。
実際に手に取るまでは半信半疑でしたが、本当にゲーミングヘッドセットとは思えない軽さです。
こりゃすげえ・・・
箱の中身を全て取り出しました。
内容物は以下の通りです。
- ヘッドセット本体
- 3.5mm 3極 接続ケーブル
- 3.5mm 4極 接続ケーブル
- 取扱説明書
ケーブルは3極と4極の2種類が付属しています。
PCに直挿しするなら3極(分岐)、ゲーム機やUSBアンプを使うなら4極を使用します。
ちなみに製品の保証期間は購入から2年間となっています。
付属のマニュアルはイラスト付きで、とても分かり易い内容になっています。
多言語仕様で日本語にも対応しています。
今回は撮影用にヘッドホンスタンドを購入しました。
↑アルミ合金製で高級感のある赤色が外しのカラーとして機能します。
白黒で落ち着いた印象の「EPOS H3」を飾るには持って来いのヘッドホンハンガーでしょう。
マイクの可動です。
左の画像が一番上まで上げている状態、右が一番下まで下げている状態です。
これだけ上下に動かすことが出来れば、音声通話で困るようなことはないでしょう。
ちなみにマイクを一番上まで上げると自動でミュートになります。
飲み物やトイレ休憩など、咄嗟に離席したい時でも安心です。
ヘッドホンの両側面にEPOSのロゴがあり、右側に「H3」左側に「EPOS」と印字されています。
右側面にボリューム調節用のダイヤルが付いています。
適度な凹凸があるので回しやすいです。
ちょっと触れたぐらいでは動かないので、ゲームプレイ中に誤動作することはないでしょう。
イヤーパッドの素材は側面が合皮、耳に当たるクッション部分がベロア生地になっています。
非常に手触りが良く、つい触りたくなるような質感です。
それなりにクッション性が高いので、長時間のゲームプレイでも耳が疲れにくいです。
ヘッドバンドの素材にも合皮が使われています。イヤーパッドと同様にクッション性が高いです。
ヘッドバンドのスライダーには調節用メモリが印字されています。
曖昧になりがちなヘッドホンの長さを数値で固定することができるので非常に便利です。
ケーブル接続用の穴はヘッドセットの左側にあります。
今回は「Astro MixAmp」を使うので、4極ケーブルを接続します。
↑ケーブルを繋ぐとこんな感じになります。
取り外す時は、軽い力で回しながら引き抜けば簡単に外すことが出来ます。
左がアストロミックスアンプ、右が箱コンに繋いだ状態です。
Windowsだけでなく、「Mac」「PS4」「PS5」「ニンテンドースイッチ」「Xbox」など、幅広いプラットフォームに対応しています。
実際に使ってみた感想
こちらの項目では、「EPOS H3」の装着感やマイク音質、ゲームなどで使ってみた感想を書いていきます。
↑サウンドカードはゲーマーからの評判が良い「MixAmp Pro TR」を使います。
装着感
正直ヘッドセットの装着感は着ける人によって全然変わってくるので、万能な物は存在しません。
ですが、「EPOS H3」はクッション性に優れたヘッドバンドとイヤーパッドに仕上がっているので、相性の良いユーザーは多いと思います。
さらに本体重量が270gという、ゲーミングヘッドセットとは思えないほど軽いので、長時間の使用でも疲れにくいです。
実際にゲームと普段使いで数時間つけてみましたが、ほんの少し蒸れを感じるぐらいで、疲労や不快感は殆どありませんでした。
↑以前レビューした「HD599SE」です。
こちらのヘッドホンも付け心地が良くて気に入っていましたが、「EPOS H3」の方が圧倒的に疲労感が少ないです。
でも全体的な音質は流石に「HD599SE」の方がワンランク上だと思います(-_-;)
マイク音質
公式が「スタジオ品質のマイク性能」と強気に記載するぐらいなので、結構気になりますよね・・・
↑せっかくなので、先日レビューした最強クラスのUSBコンデンサーマイク「Blue Yeti X」と比較してみました。
これは予想通りではありますが、流石に「Blue Yeti X」の圧勝でした(-_-;)
「EPOS H3」も悪くはないのですが、YetiXよりは音声の表現力に欠けるなーといった印象です。
例えるなら、3,000円 ~ 5,000円前後のUSBマイクに似たような音質でした。
でも公式サイトの記載通りノイズは殆どありません。
ボイスチャット用マイクとしては合格レベルで、かなり品質の良い物であることは間違いないでしょう。
そもそもヘッドセットのマイクはおまけレベルの物が多いので、ノイズの少ないクリアな音を届けられる「EPOS H3」のマイクはとても優秀です。
■2021/05/29 追記
↑YouTubeチャンネルで公開している動画版です。
再生すると音声テストから始まります。
マイク音質が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
ゲーム(FPS)
2021年入ってから国内でも人気が急上昇しているFPS「VALORANT(ヴァロラント)」で使ってみました。
結果から言うと、ヴァロラントとの相性は抜群でした。
公式サイトの記載通り、重低音の効いたサウンドで敵の足音などが聞き取り易かったです。
特に良いと思ったのが、いつも使っているイヤホン「IE 40 PRO」よりもマイルドな音が鳴ることです。
言葉で表現するのが少し難しいのですが、「IE 40 PRO」だと足音だけでなく銃声などもバリバリの爆音で聞こえていました。
そのため少々耳障りな部分もあったのですが、H3の方は落ち着いた音が鳴ってくれるので定位もハッキリとしています。
かなり使い易かったので、僕は「IE 40 PRO」から乗り換えようと思っています。
音楽
ゲームに特化したヘッドセットなので、あまり期待はしていませんでしたが、意外と良い感じに音楽を楽しめます。
ゲームと同様、全体の音がマイルドにバランスよく鳴ってくれている感じがして、長時間使っても大して聴き疲れしないです。
音響マニアな人でなければ、音楽や映像用途でも十分に満足できる音質でしょう。
別途マイクを買う必要がありますが、ゲーム用途に加えて音質も求めるなら「IE 40 PRO」や「HD599」の方がお勧めです。
PC・コントローラー直挿しは微妙
全体的にバランスの良い「EPOS H3」ですが、サウンドカードがないと良くも悪くも器用貧乏な印象があります。
テレワークや対戦以外のオンラインゲームなら全く問題ないとは思いますが、対戦ゲームで使うならサウンドカードが欲しいです。
↑個人的にお勧めのサウンドカードは「EPOS GSX300」です。
ブラック/ホワイトの2色展開で、使用ユーザーからの評価も非常に高い製品です。
僕はASTROミックスアンプがあるので買いませんでしたが、もし新しく買うならヘッドセットに合わせてGSX300のホワイトを購入すると思います。
「EPOS H3」は買いなのか?
個人的に「EPOS H3」は“買い”です。
ゲームから音楽までオールラウンドにこなしてくれる万能さなのに、定価15,800円で購入できるとかコスパも最強クラスです。
「オンラインゲームやテレワークで初めてヘッドセットを買うけど失敗したくない・・・」という方には本当にお勧めできます。
また、「既にそれなりのヘッドセットを使っているけど重すぎて使いにくい・・・」という方も買い替え候補に入れてもいいでしょう。
ゲーミングヘッドセットとは思えないほど落ち着いたデザインなので、インテリアとしても優秀だと思います。
デメリットを挙げるとすれば、密閉型のわりに音漏れしやすい点です。
開放型ほどではありませんが、周囲に誰かいるときは音量に気を付けたいところです。
総評
見た目がカッコいい
バランスの良い音で聴き疲れしない
軽くて装着感がとても良い
それなりに優秀なマイク音質
本体の可動がスムーズ
非常に高いコストパフォーマンス
密閉型なのに音漏れしやすい
サウンドカードがないと器用貧乏
ゲーマー向きでありながら、全体的にバランスの良い音が鳴るヘッドセットで、マイク音質も悪くありません。
また、本体重量が270gとゲーミングヘッドセットとは思えないほど軽量です。
「ゼンハイザー GSP600」という人気ヘッドセットが本体重量395gなので、それと比較すると100g以上も軽いです。
実用的かつ軽量で聴き疲れしないヘッドセットなので、かなり万人向けに近い製品だと思います。
外観もシンプルで落ち着いた感じなので、ゲーミング用途だけでなく、テレワークでも違和感なく使えるでしょう。
特に「初めてのヘッドセットで失敗したくない」という方には、マストな製品だと思います。
ぜひ購入を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
製品提供:EPOS
コメント
ミックスアンプのイコライザーの数値を教えて欲しいですm(_ _)m
他記事だとH3とミックスアンプとの組み合わせがなくて困っています。
H3の購入を考えているので是非お願いします
こんにちは!
イコライザーはアストロミックスアンプのソフトウェアの「ASTRO+」っていうのを使っています。
数値はデフォルト状態からいじってないです。