こんにちは、無糖(@mutohsan30)です。
今回は国内で有名なプロゲーミングチーム「DetonatioN Gaming」が監修する日本製のゲーミングマウスパッド「XTEN CLOTH/CONTROL(型番:P-SCC-AA-X)」を提供して頂いたので紹介します。
こちらの記事では「XTENの概要」「マウスパッドの性能」「ゲームでの使用感」「メリットデメリット」など、購入の参考になりそうな情報をお伝えします。
YouTubeで動画版を公開しました。
XTENは日本のゲーミングブランド
XTENは日本の岡山にある「オーティス株式会社」が運営するゲーミングデバイス専門ブランドです。
プロやアマチュアなど、日々eスポーツと真剣に向き合うプレイヤーに向けた本格ゲーミングマウスパッドを販売しています。
国内の有名プロゲーミングチーム「DetonatioN Gaming」が監修しているため質感の良さは勿論のこと、幅広いニーズに対応するために性質が異なる3種類のマウスパッドがラインナップされています。
また、XTENのマウスパッドは大規模設備による大量生産は行わず、自社設計のマシンと熟練の技術者が1枚1枚丁寧にハンドメイドで製作しています。
一切の妥協を許さない製造プロセスから生み出される高品質な製品の数々は、同じく妥協を許さないeスポーツプレイヤーにとって非常に心強い武器となることは間違いありません。
美麗なパッケージイラスト
もう一つの注目ポイントとして、マウスパッド本体だけでなくパッケージイラストもこだわっていることです。
マウスパッドごとに明確なコンセプトがあり、そのコンセプトに沿ったイメージキャラクターが描かれています。
ちなみにイラストを担当しているのは、数多くのゲームでイラスト・デザインを手掛ける寺田克也氏です。
イラストはすべてXTENのためだけに制作された「描き下ろし」となっており、その圧倒的に目を惹かれる美麗なイラストの数々は、マウスパッドを取り出した後も部屋に飾っておきたくなるほどです。
製品概要
スペック
製品名/メーカー | XTEN CLOTH/CONTROL オーティス株式会社 |
生産国 | 日本 |
パッケージイラスト | 寺田克也氏 |
本体カラー | ブラック |
サイズ | XS 250mm x 200mm S 340mm x 280mm M 460mm x 400mm |
重量 | XS 65g S 110g M 218g |
形状 | 長方形 |
素材 | ポリエステル ポリウレタンフォーム 合成ゴム |
発売日 | 2019/10/26 |
保証期間 | 購入から1年間有効 |
特徴
こちらのマウスパッドは「膨大な種類の材質をテストし、摩擦係数や感触を数値化したあと数字の触れ幅や細かな特性を徹底追及して製作されている」とのこと。
綿密な製作工程の効果により「狙いを外さない思い通りのコントロール」が実現されており、負担が少ない状態では滑りやすく、負荷をかけると一転してコントロール性能が飛躍的にアップします。
また、高温多湿な日本の環境下でも変化が少ない材質で「約200万回に及ぶ摺動テスト」をクリアするほどの耐久性が備わっています。
滑りの変化が少ないということはAIMスランプなどにも陥りにくく、全てのシーズンを通して快適にゲームをプレイすることが出来るでしょう。
「XS」「S」「M」とサイズ展開も豊富なので、ローセンシからハイセンシまで幅広いプレイスタイルに対応しています。
価格が高いのがネックではありますが、日々eスポーツと真剣に向き合っているプレイヤーであれば、一度は手に取って触れてみるべきゲーミングマウスパッドと言えるでしょう。
開封 ~ 外観チェック
パッケージと付属品
冒頭でも触れた「寺田克也氏描き下ろし」のカバーイラストが目を惹きます。
今回紹介する「CLOTH/CONTROL」はブルーカラーをベースに、腕の部分が離れていて「遠隔コントロールしながら戦いに挑むことをイメージしたキャラクター」が描かれています。
裏面はサイズ表記、ブランドの説明文などが記載されています。
平らなパッケージのおかげで折り目なども無く、マウスパッド本体がフラットな状態で入っています。
コストダウンのために丸めて梱包してあるメーカーも多いなか、巻き癖を意識して平らに梱包してくれる丁寧さは流石の日本製といったところです。
その他の付属品は保証書が1枚同梱されていました。
本体チェック
ド派手なパッケージから取り出すと一転して、ブラックカラーでシンプルなデザインのマウスパッドが出てきます。
表面は摩擦に強く耐久性にも優れている「ポリエステル素材」が採用されています。
梨地状の細かく均質な織り方なので少しだけザラザラしていますが、嫌な感じはなく触っていて不快になることはありません。
手触りとしてはARTISAN零に似ていますが、XTENクロスの方が若干マイルドで皮膚に優しい感じです。
右下にはひっそりと「XTEN」のロゴが印刷されています。小さめで主張が強くないので、派手物が苦手な人でも安心です。
↑写真をアップにすると分かりやすいのですが、梨地の表面が光に反射して微妙にキラキラとしていて綺麗な感じです。
「シンプルなデザインながら、しっかりと質感の良さを感じることが出来る」という部分も本製品の良いところでしょう。
撫でたり軽く押す程度では殆ど沈み込まず、強く押すとしっかり沈み込むという感覚です。
XTENは独自の3層構造になっていて、「ポリエステル/ポリウレタン/合成ゴム」が重ねられて出来ています。
高水準の技術により各素材が均一にムラ無く積層されており、シワやムラのないフラットな表面と強度が実現されています。
この独自の質感は日本が誇る高い技術力の賜物と言えるでしょう。
厚さは3mmと標準的です。
中間層には均一な厚さで反発力の高い発泡体クッションが採用されており、マウスを押し込んだときのコントロール性能を高めてくれます。
また、適度なクッション効果のおかげで、手首への負担が軽減されるので長時間のゲームプレイでも疲れを感じにくいです。
快適な滑りとストッピング性能が両立されているのは中間層に採用されている「発泡体クッション」のおかげですね。
ちょっと気になった部分としては、形状記憶が凄いので無理に折り曲げたり丸めたりしない方が良いと思います。
裏面は合成ゴムが採用されており、それなりに強力なグリップ力です。
“それなり”と書いたのには理由があり、手首をグーッと強く押し付けて動かしたら少しズレてしまったからです。
僕の場合はAIMしていてマウスパッドがズレたりストレスに感じることはないのですが、手首を思いっきり押し付けてAIMするタイプの人は注意が必要です。
マウスパッドのズレが心配な人はマウスパッドの重量と摩擦力を確保するために一番大きいMサイズを選択することをおすすめします。
センサー相性
こちらの項目では、人気が高いロジクールと定番のPixArtセンサーを積んだゲーミングマウスを使って挙動を確認します。
G PRO X SL(HRRO 25K)
まずは「HERO 25Kセンサー」が搭載されたGプロライトを確認します。
トラッキング性能
800DPI、1600DPIどちらも安定しています。
LoD(リフトオフディスタンス)
厚さ0.1mmのプラスチックペーパーを1枚ずつ重ねて確認しました。
本機は0.6mm ~ 0.7mmあたりでセンサーが反応しなくなりました。
他社のマウスパッドと比較しても使いやすく問題のない長さです。
XM1 RGB(PMW3389)
続いて「PMW3389センサー」が搭載されたXM1 RGBをテストします。
トラッキング性能
800DPI、1600DPIどちらも安定しています。
LoD(リフトオフディスタンス)
厚さ0.1mmのプラスチックペーパーを1枚ずつ重ねて確認しました。
本機は0.8mm ~ 0.9mmあたりでセンサーが反応しなくなりました。
他社のマウスパッドと比較しても使いやすく問題のない長さです。
結論
センサーテストは特に問題なかったです。
世の中には膨大な数のマウスが出回っているので100%とは言い切れませんが、現在使っているマウスパッドから移行してもセンサー飛びなどの違和感を感じることは殆どないと思います。
ゲームでの使用感
ヴァロラント
ヴァロラントは一瞬のヘッドショットが重要なゲームなので、APEXなどのバトロワ系FPSよりもフリックショットの速さと精度が求められます。
本製品はそんなヴァロラントに最適解と言っても過言ではないほど「滑りが速く、しっかり止められる操作感」です。
例えるなら「ロジクールG640の滑り性能」と「Qck+コントロール性能」が融合したような感じです。
通販サイトのユーザーレビューを拝見していると「布系マウスパッドの頂点」と言った記載を見かけましたがまさにその通りで、あらゆるゲームに対応できるポテンシャルを秘めています。
HSが重要なヴァロラントにおいて、非常に心強い相棒となってくれること間違いなしです!
プレイ動画はこちら
↑ヴァロラントをプレイしている箇所から再生します。音量などにご注意ください。
APEX
APEXは敵の動きが素早く、体力の多いゲームなので爆破系FPSよりも「トラッキングAIM」が重要です。
「XTEN CLOTH」はハード系マウスパッドのように勢いよく滑る訳ではありませんが、マウスを強く押さえなければ快適に動かすことが出来ます。
さらに縦横の滑りの差が少なく、頭上や崖下など高低差のある場面でAIMするときも違和感なく操作することができます。
「とにかくAIM速度重視!」というユーザーだと物足りないかもしれませんが、それなりに快適な滑りを求めるのであれば問題のない性能でしょう。
APEXでもショットガンやウィングマンなどの単発武器であれば、フリックAIMが重要だったりするので個人的には相性の良いマウスパッドだと思います。
購入するならMサイズが一番おすすめ!
本製品は「XS」「S」「M」の3サイズがありますが、個人的には↑Mサイズ(460mm x 400mm)が一番良いと思います。
今回紹介したSサイズ(340mm x 280mm)は振り向き16~17cmぐらいまでなら大丈夫だとは思いますが、ローセンシになればなるほど対応できなくなります。
大きいサイズの方が重量があってマウスパッドのズレなども発生しにくいですし、手首だけでなく腕を広く乗せてAIMが出来るため、安定感が増すという点が大きなメリットです。
マウスパッドの掃除方法
マウスパッドは水洗いOKな物も多いですが「XTENクロスは手荒く洗うと細部がほつれたりする可能性があるので洗濯機や丸洗いはNG」です。
普通に使っていれば耐久性の高いマウスパッドなので、使い終わったら表面を除菌ティッシュで軽く拭いたり、コロコロで埃を除去する程度で問題ないでしょう。
一般的な布製マウスパッドは一ヵ月~二ヵ月ぐらいで白っぽく変色することが多いので、しばらく使ってみて耐久性を確認してみたいと思います。
また数ヵ月後、こちらに追記します。
その他ラインナップ
↑こちらは特殊繊維と加工技術により実現したスピードとコントロールのハイブリットモデルです。
加工が非常に難しいとされる「フッ素樹脂コーティングされたガラス繊維」が表面に採用されています。
「ハードタイプのスピードとクロスタイプのコントロール性を高い次元で両立したマウスパッドに仕上がっている」とのこと。
↑こちらはスピードに特化した玄人向けモデルです。
扱いが難しく万人向けではありませんが、「クロス系のスピードでは物足りない!」というユーザーには持って来いの製品でしょう。
パッケージイラストには疾走感をイメージしたキャラクターが描かれています。
総評:布系マウスパッドの頂点と言える最強のバランス型ゲーミングマウスパッド!
- 良く滑って良く止まるバランス型
- パッケージイラストが滅茶苦茶カッコいい
- 特殊な3層構造により安定感が高い
- 200万回の摺動テストを突破する耐久力
- DetonatioN Gaming監修
- 豊富なサイズ展開(XS,S,M)
- 安心と信頼の日本製
- 高級品のため手が出しづらい
- 裏面のグリップ力がちょっとだけ弱い
今回はDetonatioN Gaming監修の国産ゲーミングマウスパッド「XTENクロスコントロール」を紹介しました。
高額マウスパッドのため手が出しづらいというデメリットはありますが、実際に触ってみると「高いだけのことはあるな・・・」という感じです。
「素早い初動スピード」と「しっかり止まるコントロール性能」が両立されており、幅広いプレイスタイルに対応することが可能です。
例えば、人気マウスパッドのロジクールG640を使っていて「滑りはいいけど、あと少し止まって欲しいな・・・」ってプレイヤーは結構いると思います。
そういったプレイヤーには最適解と言えるほど相性の良いマウスパッドに仕上がっており、高額ではあるけど満足度が上回るので買って後悔するような事はないでしょう。
マウスパッドは消耗品のため2,000円前後の低価格製品が人気ではありますが、「試合に勝つための投資」と考えれば決して高い買い物ではないと思います。
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