こんにちは、無糖(@mutohsan30)です。
前回に続いて、XTEN様から提供して頂いたゲーミングマウスパッド「Gクロスバランス(型番:P-SGB-AA-X)」を紹介します。
■2021.10.20 追記
YouTubeで動画版を公開しました。
製品概要
スペック
製品名/メーカー | XTEN G-CLOTH/BALANCE オーティス株式会社 |
生産国 | 日本 |
パッケージイラスト | 寺田克也氏 |
本体カラー | ブラック |
サイズ | S 340mm x 280mm |
重量 | S 140g |
形状 | 円形 |
素材 | ガラス, 樹脂 |
発売日 | 2021年1月18日 |
保証期間 | 購入から1年間有効 |
特徴
布系マウスパッドながら、同社から販売されているハード系ゲーミングマウスパッド「XTEN HARD/SPEED」に匹敵する滑り性能を実現しています。
本製品は加工が非常に難しいフッ素樹脂コーティングされたガラス繊維の生地が表面に採用されています。
この特殊な加工により、ハードタイプのスピードとクロスタイプのコントロールという相反する性能を高次元で両立することに成功しています。
また、高温多湿な日本の環境下でも変化が少ない材質で「約200万回に及ぶ摺動テスト」をクリアするほどの耐久性が備わっていることも魅力的です。
滑りの変化が少ないということはAIMスランプなどにも陥りにくく、全てのシーズンを通して快適にゲームをプレイすることが出来るでしょう。
開封 ~ 外観チェック
パッケージと付属品
前回紹介した「クロスコントロール」と同様、「寺田克也氏描き下ろし」のカバーイラストが印象的です。
こちらのカバーイラストは「最終決戦に向けう最強のパーティをイメージして描かれている」とのこと。
裏面はサイズ表記やブランドの説明文などが記載されています。
開封すると「マウスパッド本体」と「保証書(1年有効)」が同梱されていました。
マウスパッド本体とイラスト紙はプラスチック素材のカバーで保護されているため、目立つような傷や汚れなどもなく非常に綺麗な状態で入っています。
本体チェック
ド派手なパッケージから取り出すと一転して、ブラックカラーでシンプルなデザインのマウスパッドが出てきます。
マウスパッドの表面は「加工が非常に難しいフッ素樹脂コーティングされたガラス繊維の生地」が採用されています。
↑表面をアップ撮影してみました。
マウスパッドの周りはグレーのデザイン加工が施されており、他モデルよりも特徴的なデザインに仕上がっています。
表面はサラサラとした感じで触り心地がとても良いです。
今まで数多くのゲーミングマウスを触ってきましたが、手触りだけで言えば「XTEN G-CLOTH/BLANCE」はダントツで良いと思います。
ゲーム用は勿論のこと、普段遣いとしても不快感がなく満足度の高いマウスパッドに仕上がっている印象です。
ちなみに本製品は独自の3層構造になっていて、「ガラス繊維/ポリウレタン/合成ゴム」が重ねられて出来ています。
高水準の技術により各素材が均一にムラ無く積層されており、シワやムラのないフラットな表面と強度が実現されています。
厚さは2mmと薄型仕様です。
中間層には均一な厚さで反発力の高い発泡体クッションが採用されており、マウスを押し込んだときのコントロール性能を高めてくれます。
快適な滑りとストッピング性能が両立されているのは中間層に採用されている「発泡体クッション」のおかげですね。
注意点としては、同社が販売している「クロスコントロール」よりは表面が硬く沈み込まないので、ストッピング性能は少しだけ劣るかなーといった印象です。
より強力なストッピング性能を求めるなら前回紹介したクロスコントロールがおすすめです。
裏面は合成ゴムが採用されており、強力なグリップ力を実現しています。
特殊な動かし方をしなければ操作中にマウスパッドがズレたりするようなこともなく、快適に使用することが出来ます。
Gクロスは沈み込みが薄いタイプなので、手首を強く押し付けてAIMする人でも大丈夫だと思います。
センサー相性
こちらの項目では、人気が高いロジクールと定番のPixArtセンサーを積んだゲーミングマウスを使って挙動を確認します。
G PRO X SL(HRRO 25K)
まずは「HERO 25Kセンサー」が搭載されたGプロライトを確認します。
トラッキング性能
800DPI、1600DPIどちらも安定しています。
XM1 RGB(PMW3389)
続いて「PMW3389センサー」が搭載されたXM1 RGBをテストします。
トラッキング性能
800DPI、1600DPIどちらも安定しています。
結論
センサーテストは特に問題なかったです。
世の中には膨大な数のマウスが出回っているので100%とは言い切れませんが、現在使っているマウスパッドから移行してもセンサー飛びなどの違和感を感じることは殆どないと思います。
LoDに関しては沈み込みが薄いためセンサー本来の長さが反映されている印象です。
ゲームでの使用感
ヴァロラント
ヴァロラントは一瞬のヘッドショットが重要なゲームなので、APEXなどのバトロワ系FPSよりもフリックショットの速さと精度が大事になってきます。
本製品は滑りとコントロールが両立されてはいますが、どちらかと言えばスピード寄りの性質です。
ヴァロラントにも向いているとは思いますが、軽すぎるマウスを使うとコントロールの難易度が跳ね上がる可能性が高いです。
このマウスパッドをヴァロラントで使うなら80g前後のマウスがおすすめです。
僕は「Endgame Gear XM1 RGB」と合わせて使っていますが、そこそこ重量のあるマウスなので本製品との相性は抜群です。
APEX
APEXは敵の動きが素早く、体力の多いゲームなので爆破系FPSよりも「トラッキングAIM」が重要です。
「XTEN G-CLOTH/BALANCE」はハード系マウスパッドに近い滑り性能を持っているので、トラッキングが重要なAPEXとは相性抜群です。
こちらもヴァロラントと同様、そこそこ重量があるマウスと組み合わせることで正確なトラッキングを実現できると思います。
デメリットについて
指紋が目立ちやすい
一般的な布製マウスパッドよりも指紋が目立ちやすいです。
試しに指を強く押し付けてみましたが、目視できるレベルで指紋が残りました。
見た目が気になる人はアルコールティッシュで拭くなど、小まめにメンテナンスする必要があるでしょう。
サイズがSしかない
スピードタイプのマウスパッドはローセンシユーザーにも需要がありそうですが、本製品はSサイズしかありません。
「クロスコントロール」がXS,S,Mの3サイズ展開だったので、せめて需要が高いMサイズも欲しいところです。
Sサイズは幅が34cmなので、振り向き17cm以下のミドル~ハイセンシのプレイヤーじゃないと扱いにくいと思います。
クロスコントロールとの違い
どちらのマウスパッドもスピードとコントロールの両立という部分では同じなのですが、微妙にターゲット層が異なっています。
「クロスコントロール」は滑りとコントロールのバランスが良く、ストッピング性能が非常に高いので万人向けなマウスパッドです。
「Gバランス」はハード寄りのスピードでストッピング性能はそこそこなので、AIMスピードを重視している人に向いています。
使い易さとストッピング性能を求めるなら「クロスコントロール」、スピード重視かつ適度なストッピング性能を求めるなら「Gバランス」を選択すると良いでしょう。
メンテナンス方法
マウスパッドは水洗いOKな物も多いですが「Gバランスは繊細な加工がされているので洗濯機や丸洗いはNG」です。
普通に使っていれば耐久性の高いマウスパッドなので、使い終わったら表面を除菌ティッシュで軽く拭いたり、コロコロで埃を除去する程度で問題ないでしょう。
一般的な布製マウスパッドは一ヵ月~二ヵ月ぐらいで白っぽく変色することが多いので、しばらく使ってみて耐久性を確認してみたいと思います。(後日追記予定)
総評:最高の手触りと質感を誇る玄人向けゲーミングマウスパッド!
- スピードとコントロール性能の両立
- 表面の手触りが最高
- パッケージイラストが滅茶苦茶カッコいい
- 特殊な3層構造により安定感が高い
- 200万回の摺動テストを突破する耐久力
- DetonatioN Gaming監修
- 安心と信頼の日本製
- 高級品のため手が出しづらい
- 指紋が目立ちやすい
- サイズがSのみ
今回は高品質な国産ゲーミングマウスパッド「XTEN G-CLOTH/BALANCE」を紹介しました。
ハードタイプに近いスピードとそれなりのコントロール性能を実現しているため、ハマる人はハマるといった印象のマウスパッドに仕上がっています。
「クロスコントロール」に比べて少しだけ扱いが難しいので玄人向けではありますが、使いこなすことが出来ればハイスピードと正確性を兼ね備えたAIMが可能になると思います。
さらに本製品は表面の質感と手触りが良く、普段使いにも向いているのでゲーム用途以外でも非常におすすめできます。
「値段は高くても良いので質の良い製品を使いたい!」という人にはピッタリなマウスパッドだと思いますので、ぜひ購入を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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