こんにちは、無糖です。
競技ゲーマーから評価の高いゲーミングモニター「BenQ XL2411K」を購入しました。
以前から気になってはいましたが、TNパネルで価格が27000円前後と少し高かったので購入を見送っていました。
2021年1月現在、TNパネルの144Hzモニターは20000円を切るモデルも登場しています。
そんな中、XL2411Kが強気な価格設定でも売れている理由は「DyAc」、「Black eQualizer」といった競技ゲームで有利になる機能の搭載やゲーマー向けに考え抜かれたデザインが高い評価を受けているからです。
また、PS5での動作確認(120Hz)もされているので、PCゲーマーじゃなくても買う価値があります。
こちらの記事では、モニターの特徴、開封~設置の様子、実際の使用感などをお伝えしていけたらと思います。
購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
■2021/04/02 追記
YouTubeにて動画版を公開しております。
映像で確認したい場合などにご活用くださいm(__)m
XL2411Kの特徴
こちらのモニターの大まかな特徴は以下の通りです。
- 競技系ゲームに最適な24.5インチ液晶
- 応答速度の速いTNパネル
- 144Hz対応の滑らかな描画
- 「DyAc」、「Black eQualizer」搭載
- PS5対応(HDMI/120Hz)
24.5インチのフルHD液晶(1920×1080)はeスポーツ大会など競技シーンでもっとも使用されている画面サイズです。
一般的なデスク(奥行60cm)であれば視野に収まりやすいサイズなので、27インチ以上の大型液晶と比べて使う場所を選びません。
リフレッシュレートは144hzに対応しているので非常に滑らかな描画です。
動きの速いゲーム(APEX、フォートナイト)では144Hzのモニターが必須と言っても過言ではありません。
XL2411Kの大きな特徴として「DyAc」、「Black eQualizer」というゲーマー向けの機能が搭載されています。
他社のモニターでも同じような機能はありますが、レビューサイトを見ているとBenQの方がユーザーからの評判が良いです。
また、競技ゲームで有利なだけでなく、PS5で120Hz出力報告もされています。
ゲーム用として購入するなら真っ先に候補として考えるべきモニターでしょう。
開封 ~ 設置作業
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5548.jpg)
外箱です。
BenQ ZOWIEらしいブラックとレッドが基調のシンプルながらゲーミング感のあるデザインです。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5551.jpg)
発泡スチロールと液晶カバーでしっかり梱包されています。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5552.jpg)
中身(付属品)は以下の通りです。
- 本体
- モニタースタンド
- 台座
- DPケーブル
- 電源ケーブル
- 取り扱い説明書
- 保証書
HDMIケーブルは付属していないので、PS5などゲーム機で使う場合は注意が必要です。
PCで使う場合はDPケーブルで問題ないでしょう。
付属の説明書です。
組み立て方法が分かりやすく記載されています。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5554.jpg)
モニター背面です。
端子部分が赤色で印字されているので分かり易くて良いです。
VESAマウントは100×100と一般的なタイプです。
Amazonベーシックなど定番モニターアームは問題なく取り付けられると思います。
入出力端子は以下の通りです。
- HDMI 2.0 x1
- HDMI1.4 x2
- Display Port 1.2 x1
端子が多いのでPC・複数のゲーム機で使い分けたい人には便利ですね。
モニター端やロゴ部分は保護シールが貼られています。
貼ったままにしておくと熱でベタベタする可能性があるので剥がしましょう。
スタンドの取り付けは上側からスライドさせてカチッと音がするまでハメ込みます。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5571.jpg)
スタンドを取り外す時は下側のスイッチをワンプッシュするだけで外せます。
スタンドの次は台座部分を取り付けていきます。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5576.jpg)
こちらはネジ穴を合わせて回転させるとハマります。
上下2本のネジが付いているので、指でしっかりと回して固定します。
ドライバーなどの道具は必要ありません。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5579.jpg)
組み立て終わったのでモニターを起こしました。
ZOWIEのロゴがカッコいいです。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5581.jpg)
スタンド下側に穴が空いてるのでケーブルを通せます。
こうすることで配線が目立たなくなります。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5580.jpg)
台座上部にはヘッドホンを掛けることが出来ます。
LANパーティに足を運んだりする海外のユーザーには評判が良さそうです。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5585.jpg)
がっしりと重たいモニターですが、持ち手があるので意外と運びやすいです。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5582-768x1024.jpg)
スタンド側面に高さ調整のメモリが付いています。
モニターの高さに拘る人にはありがたい機能だと思います。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5589.jpg)
配線と設置が完了したので電源をONにしてみました。
初期設定だと少し白っぽいです。
ゲーム以外だと気になるレベルなので調整が必要です。
調整自体は背面のスイッチとコントローラで簡単に出来ます。
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5614.jpg)
縁が大きめなのでスタイリッシュさは皆無です。
流行りのフレームレスデザインが好きな人には向いてません。
実際の使用感について
対戦ゲーム
![](https://www.mutoh-desk.com/wp-content/uploads/2021/01/apexgazo-1024x576.jpg)
流行りのApex Legendsで動作確認してみました。
以下、機能ごとの感想を書いていきます。
TNパネル・144Hz
応答速度の速いTNパネルと144Hzリフレッシュレートによるゲームプレイは快適そのものです。
残像感が少ないので60Hzに比べて索敵や撃ち合いが圧倒的にやり易いと思います。
ただし、これだけなら2万円以下の144hzゲーミングモニターと大差ありません。
DyAc
黒挿入ことDyAc機能は背面スイッチでON/OFFの切り替えが可能です。
ONにすると黒フレームが挿入されて画面が高速に点滅します。これによって残像感を軽減してくれるという機能です。
画像だと黒っぽい帯が映っていますが、肉眼では全く確認できません。(個人差はありますが、OFFの時よりも目は疲れやすくなると思います。)
効果としては敵の飛び出しや撃ち合い時など、OFFの時より見やすくなったような気はします。
個人的にそこまで必須だと思わなかったので、僕はOFFにしています。
プロゲーマーでも意外とOFFだったりするので、人によって評価が分かれる機能ですね。
Black eQualizer
左:イコライザー0 右:イコライザー20
個人的にDyAcより強力に感じる機能です。
右側の方が暗所が減って見やすくなっているのが分かります。
設定は0~20の間で可能です。
僕は発色が悪いと違和感を感じて気になってしまうので、間を取って10に設定しました。
タイトルによって効果の差はありますが、非常に強力な機能であることは間違いありません。
XL Setting to Shareが便利
XL2411Kでは「XL Setting to Share」というソフトウェアを使うことで他プレイヤーの設定を反映することが出来ます。
とても便利な機能ですが、設定ファイルを公開しているプレイヤーが少ないことが残念です。
![](https://zetadivision.com/wp-content/uploads/2020/11/ZETA_ANNOUNCE_BENQ_210810-1024x576.jpg)
日本だとVALORANTのプロゲーマー「Absolute JUPITER」に所属している選手の設定ファイルが公開されています。
他にも友人と設定を共有したりと、まだまだプレイヤー間の知名度は低いですが、便利で良い機能だと思っています。
機会があれば使ってみることをお勧めします。
スタンド形状・角度調整が優秀
台座の角度を変えたままスタンドを回せます。
これによって画像のようにマウスパッドを奥に置いてモニターを手前に持ってくることが出来ます。
台座に丸みがあるので、マウスパッドと干渉しません。
プレイヤーのプレイスタイルによって臨機応変に対応できる点は素晴らしいです。
本当に競技ゲーマーのことを良く考えて作られていますね。
日常利用
ネットサーフィンや簡単な動画編集など、普段使いならそこまで違和感なく使えます。
発色は悪くないですし、調整次第でデフォルトの白っぽさも気にならないと思います。
とは言えTNパネルなので過度な期待は禁物です。
画質にこだわるならIPSパネルのBenQ MOBIUZ「EX2510」がお勧めです。
応答速度やゲーマー向け機能はXL2411Kより劣りますが、画質が良くてスピーカーも搭載しています。
マルチな用途で使いたい人はこちらの方が満足度は高いと思います。
上位機種「XL2546K」について
値段は倍以上になりますが、上位機種「XL2546K」もお勧めです。
リフレッシュレート240Hz、応答速度0.5ms、パワーアップしたDyAc+が搭載されています。
こちらの記事で紹介した「XL2411K」も十分すぎるほど強力ですが、リフレッシュレートが安定して240FPS出せるハイスペックPCを持っている人や1%でも勝率を上げたい人は「XL2546K」を選びましょう。
■2021/05/29 追記
XL2546Kのレビュー記事を公開しました。
総評
万能で使い易い24.5インチ(1920×1080)
応答速度が速い(1ms)
残像感を減らせる「DyAc」
暗所を見やすくする「ブラックイコライザー」
設定が共有できる「XL Setting to Share」
スタンド・台座が超優秀(ゲーマー向け設計)
TNパネルなので横から見るのには不向き
スピーカーがない
デザインが無骨すぎる
今回はBenQの144hzゲーミングモニター「XL2411K」を紹介しました。
他社の144hzモニターより値段は張りますが、ゲーマー向けの機能や設計によって間違いなく上位互換と言えるモニターに仕上がっています。
「DyAc」、「ブラックイコライザー」などの機能やモニターの位置調整に拘りたい人には他社のモニターよりも「XL2411K」を買った方が後悔しないと思います。
逆にこれらの機能を必要としないのであれば、2万円以下で買える144hzモニターの方が良いでしょう。
とても優秀なゲーミングモニターであることは間違いありませんので、機能面に魅力を感じる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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